
2012年07月24日
壮大なる南米紀行(マチュピチュの一日)
4月10日(火曜日)
早朝6:30のシャトルバスでマチュピチュに、いざいざ。
シャトルバスと言えど、しっかりとお金を取るのです。往復約1500円。
所要時間25分というマチュピチュへの道。(歩くと約2時間かかるとどこかのブログに書いてあったなー。)
車一台でいっぱいの狭い山道、途中何台ものバスにすれ違うけど慣れたもので、バックしたりギリギリですり抜ける。
周りの景色に圧倒されて、身の危険を感じる暇はありませんでした。
切り立った山肌が眼前に迫り、雲の中をくぐり抜けるとまたまた山がぬっと現れる。
入口に着き、昨日村で買っておいた入場券128ソーレス(約4000円弱)をパスポートと共に提示します。
此処でちょっとしたトラブル、何か手こずっているようなKさん
「パスポートが無い!
」と言うのです。
バックパックをひっくり返して皆で探しても、無い~~!
私達の連れという事で、何とか入れてもらおうと、まず私のパスポートを胸ポケットから出し・・・「ん?」
1冊出して見せたのに、まだポケットに1冊残っている!?
と、ゲートのお兄さんがパスポートの写真と私の顔を見比べて、怪訝な顔。
何と、提示したのはKさんの物で、ポケットに残っているのが私のパスポートだったのです!
つまり、私の胸ポケットには二冊のパスポートが入っていた訳。
何と許容量の大きなポケット
・・・なんて話ではなく、一体いつ潜り込んだのか・・・
そーか
、最後に使ったのは、昨日チケットを購入した際。まとめて買ったので、その時に返し忘れていたらしい・・・
は、は。取り敢えず解決して良かったよかった。

後で聞いたところでは、Kさん、健気にも一人で外で待っていようと思ったとか。
さて、いよいよ入山。マチュピチュ全容のガイドブックを持っていたので、まず歩くコースのチョイス。数千人が住んでいたという街、結構広いのです。効率よく歩かなければ。
まずは“見張り小屋”、町を一望できる場所です。結構な上り坂を数分間。
途中、大汗をかいて下った来た小錦張りの巨漢に「上の方の景色は?」と聞くと、「nothing!」。
上に登るに従い、雨こそ降っていないけれど、濃いガスがかかっていて、数メートル先も見えなくなってきました。
嫌が応にもテンションは下がり気味。
こうなったら、晴れ女3人のパワーに希望を託すしかない。
取り敢えず前に進むことにして最後の坂を登りきったところ、何とガスが晴れてきて、あのなんどもテレビや本で見てきたマチュピチュの全貌が姿を現してきたのです!

神秘に包まれ、何世紀もの間そこに横たわるインカの遺跡、圧倒的な存在感!
何が凄いって、周りの雲に包まれた、切り立った山々と深い谷。背後には一段と高いワイナピチュがそびえマチュピチュを見守っているかの様です。
ふ~む、これが「天空の都市」と呼ばれる所以なのね―。
言葉もなくしばらくの間立ち尽くした後、石段を降って町の方に降りていく頃には青空が覗いてきました。
各施設は狭い石段で繋がれていて、これが結構キツイのです。インカの人達よっぽどの健脚だったはず。
ガイドブックを手に、にわかガイドが説明文を読みあげ、「ふ~ん」と皆納得。
時には英語ガイドの話を盗み聞きしたりしながら、遺跡をめぐりました。
巨大な石の建築、その精密な加工技術は、何世紀を経た今でも何の遜色も無く、そしてこの高地に住むための色んな生活の工夫、(張り巡らされた水路等)にただただ感動。インカの人々の高度な知恵に畏敬の念を禁じ得ませんでしたねー。
途中、人の来ない見晴らしの良い場所で、石垣に腰をおろし用意してきたランチを広げました。
果物とキヌアを固めたお菓子のような物、バナナ。後はこの風景をご馳走に、水分はなるべく控え目。
何せこの広大な遺跡の中にはトイレと言うものが無いのです。途中で催すと、一度入口を出なくてはいけない、それ程までにこの地は守られているという事か。オバサンには辛い。
途中で30名程の日本人の旅行者団体に遭遇。日本語を話すガイドを先頭に、通路を行列していましたが、先頭の人はともかく後方の人達、サッパリでしょう。1時間ぐらいで引き上げた様子。あれでは「行って来たよ」としか言えないでしょう。そう言えば、これから“ナスカの地上絵”を見に行くのだと言っていました。忙しそうね―。
雨が降ってきて雨宿りを含め、結局、私達の滞在時間は7時間にもなりました。
高い入場料の元はすっかり取った気分。
夕方宿に着いて、シャワーを浴びる段になり、KさんとFさん、ジャンケンで順番を決める事に。
と言うのも一昨日、オリャンタイタンボで最初に入った私、湯が出なくて冷たいシャワーで震え上がった犠牲者1号。
今日は先に確かめる役を決める訳です。
結局、Kさんが先鋒。最初は「出るよ~」とご機嫌な声だったのが、しばらくして
「ギャ~!
」というわめき声。
体にバスタオルを巻き、頭にはシャンプーの泡を付けたKさんが飛び出してきて
「湯が出ない~!!」
犠牲者2号。
結局、Kさんを除く二人は別の部屋のシャワールームを使わせてもらって、事無きを得ましたー。
めでたしめでたし。
次回に続く。
[今年のバナナ]
やたら元気な我が家のバナナ。自慢げに言うと、周り中「今年はバナナが豊作」なのだとか。
気温は安定していて、雨は適度に降り、「いい夏
」なのですよ、今年今のところは。


早朝6:30のシャトルバスでマチュピチュに、いざいざ。

シャトルバスと言えど、しっかりとお金を取るのです。往復約1500円。
所要時間25分というマチュピチュへの道。(歩くと約2時間かかるとどこかのブログに書いてあったなー。)
車一台でいっぱいの狭い山道、途中何台ものバスにすれ違うけど慣れたもので、バックしたりギリギリですり抜ける。
周りの景色に圧倒されて、身の危険を感じる暇はありませんでした。
切り立った山肌が眼前に迫り、雲の中をくぐり抜けるとまたまた山がぬっと現れる。

入口に着き、昨日村で買っておいた入場券128ソーレス(約4000円弱)をパスポートと共に提示します。
此処でちょっとしたトラブル、何か手こずっているようなKさん
「パスポートが無い!


バックパックをひっくり返して皆で探しても、無い~~!
私達の連れという事で、何とか入れてもらおうと、まず私のパスポートを胸ポケットから出し・・・「ん?」
1冊出して見せたのに、まだポケットに1冊残っている!?
と、ゲートのお兄さんがパスポートの写真と私の顔を見比べて、怪訝な顔。

何と、提示したのはKさんの物で、ポケットに残っているのが私のパスポートだったのです!
つまり、私の胸ポケットには二冊のパスポートが入っていた訳。

何と許容量の大きなポケット

そーか


は、は。取り敢えず解決して良かったよかった。


後で聞いたところでは、Kさん、健気にも一人で外で待っていようと思ったとか。
さて、いよいよ入山。マチュピチュ全容のガイドブックを持っていたので、まず歩くコースのチョイス。数千人が住んでいたという街、結構広いのです。効率よく歩かなければ。
まずは“見張り小屋”、町を一望できる場所です。結構な上り坂を数分間。
途中、大汗をかいて下った来た小錦張りの巨漢に「上の方の景色は?」と聞くと、「nothing!」。

上に登るに従い、雨こそ降っていないけれど、濃いガスがかかっていて、数メートル先も見えなくなってきました。
嫌が応にもテンションは下がり気味。

こうなったら、晴れ女3人のパワーに希望を託すしかない。

取り敢えず前に進むことにして最後の坂を登りきったところ、何とガスが晴れてきて、あのなんどもテレビや本で見てきたマチュピチュの全貌が姿を現してきたのです!


神秘に包まれ、何世紀もの間そこに横たわるインカの遺跡、圧倒的な存在感!

何が凄いって、周りの雲に包まれた、切り立った山々と深い谷。背後には一段と高いワイナピチュがそびえマチュピチュを見守っているかの様です。
ふ~む、これが「天空の都市」と呼ばれる所以なのね―。
言葉もなくしばらくの間立ち尽くした後、石段を降って町の方に降りていく頃には青空が覗いてきました。

各施設は狭い石段で繋がれていて、これが結構キツイのです。インカの人達よっぽどの健脚だったはず。
ガイドブックを手に、にわかガイドが説明文を読みあげ、「ふ~ん」と皆納得。

巨大な石の建築、その精密な加工技術は、何世紀を経た今でも何の遜色も無く、そしてこの高地に住むための色んな生活の工夫、(張り巡らされた水路等)にただただ感動。インカの人々の高度な知恵に畏敬の念を禁じ得ませんでしたねー。

途中、人の来ない見晴らしの良い場所で、石垣に腰をおろし用意してきたランチを広げました。
果物とキヌアを固めたお菓子のような物、バナナ。後はこの風景をご馳走に、水分はなるべく控え目。
何せこの広大な遺跡の中にはトイレと言うものが無いのです。途中で催すと、一度入口を出なくてはいけない、それ程までにこの地は守られているという事か。オバサンには辛い。



雨が降ってきて雨宿りを含め、結局、私達の滞在時間は7時間にもなりました。
高い入場料の元はすっかり取った気分。

夕方宿に着いて、シャワーを浴びる段になり、KさんとFさん、ジャンケンで順番を決める事に。
と言うのも一昨日、オリャンタイタンボで最初に入った私、湯が出なくて冷たいシャワーで震え上がった犠牲者1号。
今日は先に確かめる役を決める訳です。
結局、Kさんが先鋒。最初は「出るよ~」とご機嫌な声だったのが、しばらくして
「ギャ~!

体にバスタオルを巻き、頭にはシャンプーの泡を付けたKさんが飛び出してきて
「湯が出ない~!!」
犠牲者2号。
結局、Kさんを除く二人は別の部屋のシャワールームを使わせてもらって、事無きを得ましたー。
めでたしめでたし。

次回に続く。
[今年のバナナ]
やたら元気な我が家のバナナ。自慢げに言うと、周り中「今年はバナナが豊作」なのだとか。

気温は安定していて、雨は適度に降り、「いい夏



Posted by よさこい at 13:16│Comments(0)