
2012年09月18日
壮大なる南米紀行(サンペドロアタカマーアレキパ)
4月20日(金曜日)―21日
夜行バスは夜8:00出発。
バス停は町の外れとは言え、10分も歩けば着く距離だし、夕方まではタップリ時間があるという訳。様々なツアーが目の前にぶら下がっているのに、今の私には到底無理だということで全て却下。
結局、私だけホステルの部屋に缶詰で一日休息をとることになりましたぁ。
泊まった部屋とは別棟にある値段も三分の一のコンパクトなシングル部屋、半日寂しくベッドに横になっていました。
ええ、皆に迷惑をかけるわけにはいかない。
元気な二人は町の散策に出かけ、お見舞いにと果物やクッキー、パイ等など色んな食べ物を買って来てくれました。
こうなっても、不思議と食欲だけは普通にあるのですねー私。
お陰で夜になってバス停に行く頃には、声もなんとか出るようになったし、これで一気に回復するといいのだけれど・・。
約10時間夜行バスに乗り、早朝にアリカという国境の町に着き、イミグレーションを経てペルーのタグナでアレキパ行きのバスに乗るというトータル18時間強の強行軍。
このセットのチケットでは、途中アリカからはバス会社の手配したハイヤーで行くというのですが、ここでダメ押しのハプニング
ハイヤーではドイツ人の青年と一緒になり、彼はリマまで24時間かけて行くのだと言う。
「旅は道連れ
」と勝手な思い、私達オバサン は彼にぴったりくっついていくことに決めました。
←チリ・ペルーの国境
ところが、国境のアリカでチリ出国を済ませ外に出たところで青年は まっすぐローカルのパス(タグナ行き)に向かって歩き出すのです。
私たちはアレキパまでのチケットを買っているはず、「途中でローカルのパスは無いでしょ」と思いはしたものの、私達のナビゲータは迷うことなくバスに乗り込んでしまいました。
仕方なく青年に続いきチケット代金を払ってバスに乗り込んだものの、どう考えても腑に落ちないので、青年に「ハイヤーの運転手は何と言っていたの?ローカルバスに乗ったのは間違いじゃないかなー」と私の疑問点を正すと、首をすくめ、「だけど運転手はバスに乗るように言ったヨ」との事・・・納得いかないままバスはひた走り
10分ほど走ったところでバスが急 停止。
なんと私たちが乗っていたハイヤーが後を追いかけてきてバスを停止させたのでした。
「やっぱりねー・・・」
運転手もで~じ慌てたはず、乗客が消えてしまったのだから。
ドイツ青年には待つように言ったはずだけど、今考えると彼、スペイン語が良く理解できなかったらしい。
荷物をバスからハイヤーに積み替えたり、お騒がせの私たちに乗客は笑顔で手を振ってくれましたねー

タグナではあわやというところでセーフ、無事アレキパ行きのバスに乗車できましたぁ。
やーれやれ・・・
人任せはこれっきりにしよう、と固く心に誓った出来事でした。

予約されていた席は2階の最前列、Fさん念願の席だったらしく大喜び。
しかし360度のパノラマを楽しめたのは・・・朝のうちの数時間だけ。

何で一番良いと思われる席が最後まで空いていたのか、それには訳があったのですぅ。
日 が高くなるにつれ、その席はもろ直射日光を受けるようになり、暑いのなんのって。

折角のパノラマもカーテンを引かざるを得ない。

乗務員にボリュームを下げてと頼んだけれど、音源は一つなので切れないという。
←まだ、まだ
・・・
大音響と暑さとの戦い、約6時間。
砂漠の中を北に向かってひた走り、アレキパには現地時間で午後の3時に無事(?)到着しました。
折角快方に向かっていた私の喉も、あまりの過酷さ故再び音を上げて・・しまったようです。

この地が私達の旅の最終の訪問都市となる訳です。
アレキパはどのガイドブックにも「白い街」というキャッチフレーズが載っていて、「清潔感溢れた眩しい街
」を期待していました、はい。
だけど、町に入る所からエライ渋滞で埃っぽい。
初印象は、「車の混雑と埃」確かに埃で白っぽい?期待が大きすぎたのでしょうか・・・
まず、バスターミナルで三日後のリマまでの帰りのチケットを購入。
ペルー第二の都市と言われるだけあって、各地に繋がるバスのまさに大ターミナルという感じ。
最後のバス旅になるので、これまでの経験から、断じてデラックスにこだわり、リクライニングの角度まで確認。
←何とか寺院
ひとまずホステル(サンペドロアタカマでネット予約済)に向かいます。
石造りの宿はデラックスではないにしろ、ロフト付きで洞窟の中に居る様な印象で、何となくいい感じ
←高級レストラン街
此処には今夜と明後日の宿泊、明日はツアー泊という訳。
一旦落ち着いたところで、立ち並ぶツアー会社をいくつか周り、一番リーゾナブルな提案をしてくれた感じの良い1社に決定。
翌朝8:30のお迎えと決まり、この旅最後のツアーも予約完了。後はのーんびり過ごしましょ。
アレキパは海岸近くの街で、食べ物が美味しいと聞いていたので、通りに面した静かなレストランに入り(後から考えるに、あまりに静か過ぎた・・・)、アルパカのワイン煮、他の二人はチキンの串約を注文しました。
期待を込めて待つこと30分、その割に出てきたのは、ダイエット食かと思われる量といい、味もそこそこのシンプル料理。
ワインは美味しかったようですが・・・トイレに行ったKさんがしばらく帰って来なくて、「彼女のことだから、どこか面白い所を見つけて取材でもしてるのかねー」と、特に心配もせずに待つこと30分、トイレのドアが壊れていてずっと閉じ込められていたらしい。
ま、このハプニングといい期待したアレキパの町の一日目は、ググッとポイントを下げた幕開けではありました。
実は私、美味しいレストランを見つける臭覚には自信があり、店全体の「外観」や、「看板」、「メニュー」等が判断材料。
まず90%以上の確率でハズレ無しの実績を誇っておりました。
ただし、今回の様に体調が悪いとその感覚も鈍るものだとつくづく・・・
次回に続く。
[ねずみ参上]
数週間前、夫が夜中に台所で「ねずみだぁ~~っ
」と騒いだことがありました。
そして昨日、冷蔵庫の電源がダウン。
「故障だよぉ」と夫を呼び、冷蔵庫を移動してみたところ、な、何と、コードがかじられてショートしているではありませんか。危うく火災にもなりかねない状態!

どおりで、カウンターの上の籠に入れてあったミニマンゴーに、くり抜いたような穴が空いていたり、食べ残した食料が散乱したり・・色々あったわ
?
「猫を飼おうか」という夫の意見を無視して、ドラッグストアに行って「粘着式ねずみ取り」というやつを買ってきました。
昨日、カウンターの上と、天井裏にひとつ仕掛けていたら、カウンターの上の物二匹の小さなねずみがくっついてもがいていました。あまりにリアルな画像はパス。
台風続きでねずみも家の中に避難したのでしょうかぁ。

この度の台風16号は、あちらこちらでかなりの爪痕を残したようです。
なんと言っても一番の被害は、連休に予定されていた数々のイベントでしょう。
我が家はバナナの木が20本ばかり倒れたことと、1日の停電被害のみで終わりましたが。
今年の台風は全部が週末に来る「イベント狙い」。
根性の悪いンでないのぉ。
夜行バスは夜8:00出発。
バス停は町の外れとは言え、10分も歩けば着く距離だし、夕方まではタップリ時間があるという訳。様々なツアーが目の前にぶら下がっているのに、今の私には到底無理だということで全て却下。

結局、私だけホステルの部屋に缶詰で一日休息をとることになりましたぁ。
泊まった部屋とは別棟にある値段も三分の一のコンパクトなシングル部屋、半日寂しくベッドに横になっていました。
ええ、皆に迷惑をかけるわけにはいかない。

元気な二人は町の散策に出かけ、お見舞いにと果物やクッキー、パイ等など色んな食べ物を買って来てくれました。
こうなっても、不思議と食欲だけは普通にあるのですねー私。

お陰で夜になってバス停に行く頃には、声もなんとか出るようになったし、これで一気に回復するといいのだけれど・・。
約10時間夜行バスに乗り、早朝にアリカという国境の町に着き、イミグレーションを経てペルーのタグナでアレキパ行きのバスに乗るというトータル18時間強の強行軍。

このセットのチケットでは、途中アリカからはバス会社の手配したハイヤーで行くというのですが、ここでダメ押しのハプニング

ハイヤーではドイツ人の青年と一緒になり、彼はリマまで24時間かけて行くのだと言う。



←チリ・ペルーの国境
ところが、国境のアリカでチリ出国を済ませ外に出たところで青年は まっすぐローカルのパス(タグナ行き)に向かって歩き出すのです。
私たちはアレキパまでのチケットを買っているはず、「途中でローカルのパスは無いでしょ」と思いはしたものの、私達のナビゲータは迷うことなくバスに乗り込んでしまいました。
仕方なく青年に続いきチケット代金を払ってバスに乗り込んだものの、どう考えても腑に落ちないので、青年に「ハイヤーの運転手は何と言っていたの?ローカルバスに乗ったのは間違いじゃないかなー」と私の疑問点を正すと、首をすくめ、「だけど運転手はバスに乗るように言ったヨ」との事・・・納得いかないままバスはひた走り


なんと私たちが乗っていたハイヤーが後を追いかけてきてバスを停止させたのでした。

「やっぱりねー・・・」
運転手もで~じ慌てたはず、乗客が消えてしまったのだから。
ドイツ青年には待つように言ったはずだけど、今考えると彼、スペイン語が良く理解できなかったらしい。

荷物をバスからハイヤーに積み替えたり、お騒がせの私たちに乗客は笑顔で手を振ってくれましたねー


タグナではあわやというところでセーフ、無事アレキパ行きのバスに乗車できましたぁ。
やーれやれ・・・

人任せはこれっきりにしよう、と固く心に誓った出来事でした。

予約されていた席は2階の最前列、Fさん念願の席だったらしく大喜び。

しかし360度のパノラマを楽しめたのは・・・朝のうちの数時間だけ。


何で一番良いと思われる席が最後まで空いていたのか、それには訳があったのですぅ。
砂漠の中をひた走る→
日 が高くなるにつれ、その席はもろ直射日光を受けるようになり、暑いのなんのって。



砂漠にもトンネルはあるのです→
おまけにサービスのつもりか、足元にあるモニタにはひっきりなしに映画が上映され、丁度頭の上 にあるスピーカーからはバスの後部座席にも聞こえる程の大音響。
乗務員にボリュームを下げてと頼んだけれど、音源は一つなので切れないという。

←まだ、まだ

大音響と暑さとの戦い、約6時間。
砂漠の中を北に向かってひた走り、アレキパには現地時間で午後の3時に無事(?)到着しました。
折角快方に向かっていた私の喉も、あまりの過酷さ故再び音を上げて・・しまったようです。


この地が私達の旅の最終の訪問都市となる訳です。
アレキパはどのガイドブックにも「白い街」というキャッチフレーズが載っていて、「清潔感溢れた眩しい街


だけど、町に入る所からエライ渋滞で埃っぽい。
初印象は、「車の混雑と埃」確かに埃で白っぽい?期待が大きすぎたのでしょうか・・・

まず、バスターミナルで三日後のリマまでの帰りのチケットを購入。

ペルー第二の都市と言われるだけあって、各地に繋がるバスのまさに大ターミナルという感じ。
最後のバス旅になるので、これまでの経験から、断じてデラックスにこだわり、リクライニングの角度まで確認。

←何とか寺院
ひとまずホステル(サンペドロアタカマでネット予約済)に向かいます。

石造りの宿はデラックスではないにしろ、ロフト付きで洞窟の中に居る様な印象で、何となくいい感じ

←高級レストラン街
此処には今夜と明後日の宿泊、明日はツアー泊という訳。
一旦落ち着いたところで、立ち並ぶツアー会社をいくつか周り、一番リーゾナブルな提案をしてくれた感じの良い1社に決定。

アレキパは海岸近くの街で、食べ物が美味しいと聞いていたので、通りに面した静かなレストランに入り(後から考えるに、あまりに静か過ぎた・・・)、アルパカのワイン煮、他の二人はチキンの串約を注文しました。
期待を込めて待つこと30分、その割に出てきたのは、ダイエット食かと思われる量といい、味もそこそこのシンプル料理。

ワインは美味しかったようですが・・・トイレに行ったKさんがしばらく帰って来なくて、「彼女のことだから、どこか面白い所を見つけて取材でもしてるのかねー」と、特に心配もせずに待つこと30分、トイレのドアが壊れていてずっと閉じ込められていたらしい。

ま、このハプニングといい期待したアレキパの町の一日目は、ググッとポイントを下げた幕開けではありました。

実は私、美味しいレストランを見つける臭覚には自信があり、店全体の「外観」や、「看板」、「メニュー」等が判断材料。
まず90%以上の確率でハズレ無しの実績を誇っておりました。
ただし、今回の様に体調が悪いとその感覚も鈍るものだとつくづく・・・

次回に続く。

[ねずみ参上]
数週間前、夫が夜中に台所で「ねずみだぁ~~っ



そして昨日、冷蔵庫の電源がダウン。
「故障だよぉ」と夫を呼び、冷蔵庫を移動してみたところ、な、何と、コードがかじられてショートしているではありませんか。危うく火災にもなりかねない状態!


かじられたコード→
どおりで、カウンターの上の籠に入れてあったミニマンゴーに、くり抜いたような穴が空いていたり、食べ残した食料が散乱したり・・色々あったわ

昨日、カウンターの上と、天井裏にひとつ仕掛けていたら、カウンターの上の物二匹の小さなねずみがくっついてもがいていました。あまりにリアルな画像はパス。
台風続きでねずみも家の中に避難したのでしょうかぁ。


この度の台風16号は、あちらこちらでかなりの爪痕を残したようです。
なんと言っても一番の被害は、連休に予定されていた数々のイベントでしょう。
我が家はバナナの木が20本ばかり倒れたことと、1日の停電被害のみで終わりましたが。
今年の台風は全部が週末に来る「イベント狙い」。
根性の悪いンでないのぉ。

Posted by よさこい at 20:47│Comments(0)
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