
2012年06月21日
壮大なる南米旅行(ブエノスアイレス)
4月5日
”タンゴ バンドネオン”と言うホステル。(バンドネオンとはタンゴの演奏に使われる小型のアコーディオンに似た楽器のこと)
ロケーションは観光客に人気の“サンテルモ地区”の一角にあり、人の出入りが多いのです。
中庭がある古いお屋敷を改造したような造り。天井が不必要に高くシーリングファンが優雅に回る実に風情のあるお部屋―。
ナターリアという英語堪能のスタッフと、スペイン語オンリーの用務員のおばさん。
英語の分かるのはナターリアだけなので、忙しそうな彼女を捕まえては、情報収集。
手持ちの地図に書き込みをしてもらい、準備万端で街に繰り出しました。
感覚派のKさん、後に続けとばかりトットと先に行く。
「おいおい、通りの名前の確認はぁ?」の声も虚しく・・・
方向感覚には全く自信の無いFさんと私、とにかくついて行くしかない。
数ブロック歩いたかなー、行けども行けどもあるはずの通りが現れない。
辻に立っていたポリスに聞くも、英語通じず。地図で現在地を示してもらう。何と全く反対方向に歩いていた!

そんなことが数回あり、その度に方向修正。
どうも、いつもの抜群の方向感覚も大都会では利かなかったようで、目的の旅行会社にたどり着いたのは昼近く。
日本語を話すスタッフが居るというその旅行会社に、ペルーからチリに抜けるツアーを聞いてみるも、「アレンジは出来ない」
と言うし、その辺の情報にも暗く、箸にも棒にも掛からない。全くの無駄骨―。
気を取り直し、以前飛行機で出会ったイケメン男性のメモから、お勧めのレストラン、
”カフェトリトン”を目指す。
まずはお腹にパワーを蓄えなければ。此処ではタンゴショーも見られるとか。
店の前には何と長蛇の列!お腹空いていたけれど、期待感が先行し待ち時間も気にならない。
やっと名前が呼ばれ、テーブル席に案内されあたりを見回すと、成る程、いかにも伝統のありそうな雰囲気。
壁には有名人らしき人達の写真がこれ見よがしに掲げられていました。おやおや、かの国の大統領も!
ただし、タンゴショーの時間は昼の部は既に終わっていました。次はディナーショーになるらしい。
専属のウェイターからメニューを受け取り、やや緊張気味にB.Aに着いたら食べようと決めていたビーフステーキを注文。アルゼンチンはやっぱビーフでしょう。
お値段はメチャ高ではあったけれど(これまで外食した中で最高)、伝統の味を期待して
ワクワク。
ところがぁ
、出てきたステーキはと言うと…ウェルダンでシンプルテイスト、
つまり硬くて味が無い。付け合せの「ロシアンサラダ」とはサイコロに切ったポテトのマヨネーズ和え…
拍子抜けもいいとこで、思わず顔を見合わせてしまったぁ。
チップは本来支払うべきものだけど、此処だけは支払い拒否をしたかったですね。
アルゼンチンの牛肉はこの程度の物なのか。アルゼンチンの食生活の貧弱さよ!
期待感が大きかった分失望感も増幅し、まだ列を作って待っている人達に教えてあげたい衝動にかられました。
「不味いよ!高いよ!」
食後だというのに、テンションはとにかく低いままで、観光客のひしめくフロリダストリートをブラブラ。
総合的な疲れと、ワインの酔いで、気持ちはベッドでゴロリといきたかったのですが、そ、「折角ここまで来た」のですから。
そして、タンゴの本場に来たからには心残りの無いように、キチンと検証しなくては。
歩いている途中で、キャッチのお兄さんに「タンゴショーを見たい」と言うと、満面の笑みで「従いて来い」と言う。
とあるビルのエレベーターに乗せられた時は、身の危険を感じてちょっとドキドキしました、流石に―。
連れられて行ったのは、小奇麗な旅行会社のオフィス。B.Aでの色んなエンターテインメントを取り扱っているらしい。
そこで幾つかのシアターを紹介され、リストを検討の結果、結局、一番人気だというシアターに決定。主に料理の種類が多いこと、DVDとか写真、タンゴのレッスン、フリードリンクに心を動かされた結果ですぅ。
モチ、料金は割り引いてもらって、US$180→US$100。
ショーの始まりは、何と10:00p.m~。B.Aは夜の街なのだ。
8:00のホテルのピックアップの時間まで、「ひとまず帰ってお昼寝しよう!」という事で意見一致。部屋に着くなり、皆ベッドに倒れこみ・・・。
さて、リフレッシュした私達、ディナーショーだしぃ、少しはお洒落をしてと首にスカーフ等を巻いて颯爽と出かけました。
“Madero Tango”は川の側にあり、大きな立派な建物。
昼間の事があるので期待半分にしても・・・、その豪華な客席(2~300席)は2階席までほぼ満席。
私たちの席は当日予約であったにも拘らず、前列3番目のVIP席。
ディナーは、シャンパンから始まりアプタイザー、メイン、デザートとそれぞれ沢山のチョイスがあり、親切なウェイトレスが一つひとつ説明をしてくれる。
シーフードサラダ、昼のリベンジにビーフステーキを注文。デザートには3名それぞれ違う種類のケーキを取り、分け合うことにして。
その料理、全てが
ファンタスティック!!
ステーキもジューシーで、その厚さ3センチ以上
!
アルゼンチンの食生活に下した判定を覆さざるを得ませんでしたね。リベンジは果たされた!
そして、そしてディナーの後に始まったタンゴショーは、これまた息を呑む素晴らしさでした―。
総勢14~5名の踊り子と生演奏、シンガーも男女2名いて全員レベルの高さは申し分なく、もうこれはアートと言う他はない。
一つの恋のストーリーが軸にあり、それぞれのシーン衣装を変えて、息つく暇もなく展開される舞台に圧倒される。
いやぁ、アルゼンチンタンゴの心意気を感じさせる素晴らしい舞台でした。
当然、チップは昼の分も(気持ちの上で
)弾みましたねー。
「終わりよければ全て良し」アルゼンチンの「タンゴの夜」は私たちの脳裏にしっかりと焼き付き、幸せな気分にさせてくれました。
VIVA Tango!
VIVa Buenos Aires!
次回に続く。
”タンゴ バンドネオン”と言うホステル。(バンドネオンとはタンゴの演奏に使われる小型のアコーディオンに似た楽器のこと)
ロケーションは観光客に人気の“サンテルモ地区”の一角にあり、人の出入りが多いのです。
中庭がある古いお屋敷を改造したような造り。天井が不必要に高くシーリングファンが優雅に回る実に風情のあるお部屋―。

ナターリアという英語堪能のスタッフと、スペイン語オンリーの用務員のおばさん。
英語の分かるのはナターリアだけなので、忙しそうな彼女を捕まえては、情報収集。
手持ちの地図に書き込みをしてもらい、準備万端で街に繰り出しました。

感覚派のKさん、後に続けとばかりトットと先に行く。

「おいおい、通りの名前の確認はぁ?」の声も虚しく・・・
方向感覚には全く自信の無いFさんと私、とにかくついて行くしかない。
数ブロック歩いたかなー、行けども行けどもあるはずの通りが現れない。
辻に立っていたポリスに聞くも、英語通じず。地図で現在地を示してもらう。何と全く反対方向に歩いていた!


そんなことが数回あり、その度に方向修正。
どうも、いつもの抜群の方向感覚も大都会では利かなかったようで、目的の旅行会社にたどり着いたのは昼近く。

日本語を話すスタッフが居るというその旅行会社に、ペルーからチリに抜けるツアーを聞いてみるも、「アレンジは出来ない」
と言うし、その辺の情報にも暗く、箸にも棒にも掛からない。全くの無駄骨―。

気を取り直し、以前飛行機で出会ったイケメン男性のメモから、お勧めのレストラン、
”カフェトリトン”を目指す。

店の前には何と長蛇の列!お腹空いていたけれど、期待感が先行し待ち時間も気にならない。

やっと名前が呼ばれ、テーブル席に案内されあたりを見回すと、成る程、いかにも伝統のありそうな雰囲気。
壁には有名人らしき人達の写真がこれ見よがしに掲げられていました。おやおや、かの国の大統領も!

ただし、タンゴショーの時間は昼の部は既に終わっていました。次はディナーショーになるらしい。
専属のウェイターからメニューを受け取り、やや緊張気味にB.Aに着いたら食べようと決めていたビーフステーキを注文。アルゼンチンはやっぱビーフでしょう。
お値段はメチャ高ではあったけれど(これまで外食した中で最高)、伝統の味を期待して
ワクワク。

ところがぁ



拍子抜けもいいとこで、思わず顔を見合わせてしまったぁ。

チップは本来支払うべきものだけど、此処だけは支払い拒否をしたかったですね。

雰囲気は悪くない→
アルゼンチンの牛肉はこの程度の物なのか。アルゼンチンの食生活の貧弱さよ!
期待感が大きかった分失望感も増幅し、まだ列を作って待っている人達に教えてあげたい衝動にかられました。
「不味いよ!高いよ!」

食後だというのに、テンションはとにかく低いままで、観光客のひしめくフロリダストリートをブラブラ。
総合的な疲れと、ワインの酔いで、気持ちはベッドでゴロリといきたかったのですが、そ、「折角ここまで来た」のですから。
そして、タンゴの本場に来たからには心残りの無いように、キチンと検証しなくては。
歩いている途中で、キャッチのお兄さんに「タンゴショーを見たい」と言うと、満面の笑みで「従いて来い」と言う。
とあるビルのエレベーターに乗せられた時は、身の危険を感じてちょっとドキドキしました、流石に―。

連れられて行ったのは、小奇麗な旅行会社のオフィス。B.Aでの色んなエンターテインメントを取り扱っているらしい。
そこで幾つかのシアターを紹介され、リストを検討の結果、結局、一番人気だというシアターに決定。主に料理の種類が多いこと、DVDとか写真、タンゴのレッスン、フリードリンクに心を動かされた結果ですぅ。

モチ、料金は割り引いてもらって、US$180→US$100。
ショーの始まりは、何と10:00p.m~。B.Aは夜の街なのだ。
8:00のホテルのピックアップの時間まで、「ひとまず帰ってお昼寝しよう!」という事で意見一致。部屋に着くなり、皆ベッドに倒れこみ・・・。

さて、リフレッシュした私達、ディナーショーだしぃ、少しはお洒落をしてと首にスカーフ等を巻いて颯爽と出かけました。


昼間の事があるので期待半分にしても・・・、その豪華な客席(2~300席)は2階席までほぼ満席。
私たちの席は当日予約であったにも拘らず、前列3番目のVIP席。
ディナーは、シャンパンから始まりアプタイザー、メイン、デザートとそれぞれ沢山のチョイスがあり、親切なウェイトレスが一つひとつ説明をしてくれる。
シーフードサラダ、昼のリベンジにビーフステーキを注文。デザートには3名それぞれ違う種類のケーキを取り、分け合うことにして。

ファンタスティック!!

ステーキもジューシーで、その厚さ3センチ以上

アルゼンチンの食生活に下した判定を覆さざるを得ませんでしたね。リベンジは果たされた!
そして、そしてディナーの後に始まったタンゴショーは、これまた息を呑む素晴らしさでした―。

総勢14~5名の踊り子と生演奏、シンガーも男女2名いて全員レベルの高さは申し分なく、もうこれはアートと言う他はない。
一つの恋のストーリーが軸にあり、それぞれのシーン衣装を変えて、息つく暇もなく展開される舞台に圧倒される。
いやぁ、アルゼンチンタンゴの心意気を感じさせる素晴らしい舞台でした。
当然、チップは昼の分も(気持ちの上で

「終わりよければ全て良し」アルゼンチンの「タンゴの夜」は私たちの脳裏にしっかりと焼き付き、幸せな気分にさせてくれました。

VIVA Tango!
VIVa Buenos Aires!

Posted by よさこい at 11:19│Comments(2)
この記事へのコメント
ず~と楽しく拝見させていただいてますよ~
一日にしてこの日は2回もステーキを食べた
ことになるのですね?
まだまだ若い3婆です!
一日にしてこの日は2回もステーキを食べた
ことになるのですね?
まだまだ若い3婆です!
Posted by オルッサ at 2012年06月23日 08:33
そうそ、好奇心、執着心、これ若さの秘訣よぉ。o(^-^)o
一寸もたれたけど・・・
一寸もたれたけど・・・
Posted by YOSAKOI at 2012年06月23日 23:30