壮大なる南米紀行(ラパスーウユニ)

よさこい

2012年08月26日 17:28

4月16日(月曜日)―17日

さて、私たちの旅行もいよいよ終盤です、残すところ10日間かー。
ラパスともお別れ、最後に街を見渡せる高台に登りました→

夕方7:00の夜行バスでウユニに向かいます。ウユニからはチリのサンペドロアタカマに抜けるツアーを利用。
これはKさんのロンドンにいるお嬢さんNちゃんが新婚の時に彼と二人で辿ったルートだとかで、Nちゃんのお勧めコース。
ウン、楽しみ、楽しみ。

←月曜日、唯一開いていた民族博物館
素晴らしい建物でした


ラパスのバスターミナルで予約をする際、問題発生。予定していた「デラックスバス」が明日しか出ないという!
バス移動はフルフラットシートの「デラックス」を利用すると決めていたのに・・・
今更日程を変更するわけにもいかず、仕方なく一つランクを落として、夕方発の夜行バス「セミカマ」を予約。
でもま、リクライニングシートもブランケットも付いていて、寝るのには「問題ない」という窓口のオバサンの言葉を信じましょ。

しかし・・・甘かったデス。
ラパスーウユニ間、約1000km100ソーレス(1200円強)、大体安すぎる~。
その甘い考えのツケは、19時から6時にかけての11時間に払うハメになりました。

バスに乗り込んだ途端、思い込んでいた「ビジネスクラス」の妄想は淡くも消し飛び、掛けるのをはばかられる様なグレーのブランケット、リクライニングもせいぜい45度か夢にまで見たフルフラット座席とは程遠い。
おまけに若いバックパッカーのグループの夜中じゅう続く喧騒。後部にあるトイレの水が出ない!床に散らばるティッシュの山。座席まで漂う臭気・・・もう二度と入りたくない。
明け方には、決して使うまいと心に決めていたブランケットも首からスッポリかけないと耐えられない寒さに、(そ、此処は3~4千メートルの高地)乾燥とホコリが加わって、遂には私の一番の弱点、気管支にダメージを受けてしまいましたー。
喉にタオルを巻き、寒さと戦いながらの後にも先にも無い、悪魔の様な過酷な一晩を過ごしたのです。
何処にでも寝られるという私の特技も発せられないまま、ウユニに到着。

早朝の街中広場のような所にポイと降ろされて、あたりを見回しても休む所も何も無い。
途方にくれる中、旅行会社の客引きと思われる男性が近寄ってきて「朝食が取れる場所あるよ」。
警戒心など持つ余裕もなく「地獄に佛」の面持ちで、言われるままに後について行くと、とあるカフェに案内され朝食とコーヒーで一息つくことができたのです。やーれやれ・・・

ウユニはツアー会社が乱立する街。
その中で、殆どの日本人が利用するという「穂高」というツーリスト会社(以前、B・Aで新婚旅行の若者に教えてもらった)のオープンを待つ。何せ、日本語に飢餓状態の皆のたっての希望。少々高めの値段設定でも我慢がまん。

狭い事務所の中には何人かの日本人がいて、それぞれのツアーを待っている様子。
中にはウユニに1ヶ月ほど逗留しているという若い子も。海外に長く居ると「ふるさとの○○なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」の心境なのでしょうかねー
「穂高」という名前から期待した日本人の経営するツーリストではなく、現地スタッフはかろうじて英語が話せる程度。

2泊3日のこのツアーは四国の約半分の大きさの塩の大地をランドクルーザーで巡るもの。

ランクルは6人乗りで、私たちの他には、山口県から来られた日本人のEさんご夫婦とハノというドイツ人の学生、それに食事の世話から全ての行程を任せる一人のドライバーがツアーのメンバーということらしい。

さて、さて約3700mに広がる奇跡の大地、ウユニ塩湖に出発です。

楽しみではあるけれど、頭痛と気管支炎を発症している者にとっては・・・かなり辛い旅になりそーな予感

次回に続く



[只今台風中]

大型台風15号、未明から強風が吹き荒れ、だんだんと強さを増してきます。
今夜がピークだとか。つけっぱなしのラジオでは頻繁に台風情報が放送され、嫌が応でも緊張感をかき立ててくれる。
主な橋は通行止め、スーパーは軒並み臨時休業で、何処にも動けずやることも無いので、「停電」までの間取り敢えず、ブログをアップデートすることにしまーす。

過去最大級の規模と言われる最高風速70メートルは未経験ドキドキ


 
暇人が二名→