壮大なる南米紀行(ペリトモレノ氷河・エル・カラファテ)

よさこい

2012年06月15日 10:37

4月3日(火曜日)

今日は旅のハイライトのひとつペリトモレノ氷河見物に、日本から申し込んでいたツアーで出かけます。
9時ピックアップ。(出発時間が「早朝」でない事を聞いて、シンシアの嬉しそうな顔。
やっぱねー)

可愛いアプローチ”Amancay Hostal"→

ジャストオンタイム、8人乗りのバンがホステルまで迎えに来ました。
ブラジル人のカップルと私達3名、それにガイドとドライバー、以上が今回のツアーグループということらしい。

日本でツアーというと、数十人単位でゾロゾロ、といイメージがあるけれど、こちらでは結構少人数。ま、産業といえばこれしかない土地柄、どれだけ多くのツアー会社がせめぎ合っているのでしょうか。そして、ガイドは英語は必須、教養も必要とされる「ガイド」という職業、こちらでは結構地位も高いのかも。

私たちのガイドはフレンドリーな若いお兄さん。スペイン語で説明した後で、英語で説明をしてくれます。
この氷河の由来から歴史的な地殻の変動等など、結構「微にわたり細にわたり」。カップルは随分と質問などもしていましたがね。
私達にはもっと大雑把で良かったかな・・・ごくろーさまデシタ。

因みに南米ではブラジルを除いて全ての国がスペイン語ブラジルのポーチギッシュも共通点が多く、お互い理解するのはそれ程苦ではないらしい。

途中アルゼンチン湖の湖畔に立ち寄り、いよいよペリト・モレノ氷河に到着。

ここで3時間の自由時間が言い渡されました。
ちょっとぉ8時間のツアーを申し込んだのに、これって実質5時間じゃないのぉ。(と、言う文句は胸に押し込め・・・)
午後2時のボートの出る時間までまるまる勝手に楽しんで、という事らしい。

3つのトレッキングコースがあるようで、ガイドのお兄さんに「私たちどのコースを取れば良い?」と聞くと、じっと私たちを見て(どこを見たのだろ・・)「う~ん、上級コースでも大丈夫じゃない」と言う。
グレイシャーを下から見上げることができ、一番接近するコースだとか、当然アップダウンの激しいコース。
ガイドのお墨付きを得た私達、意気揚々と出発いたしましたぁ。

木道のトレッキングコース、良く整備されていて、上、中、初級が色分けされて、自分の辿っているコースが一目で分かるようになっています。所々にビューポイントが設けられ、氷河を前に休憩出来る様になっている。

ピクニック気分にはちょっと寒いけど(何せ天然アイスボックス状態)、オバサン得意の舞台設定、バックパックから取り出したワインとツマミ、フルーツも添えて氷河を前に「乾杯!」とイキマシタ。
この地の果てで、氷河を前に、りんごをかじりながらペットボトルのワイン、
最高の贅沢だぜぇ!
氷河の氷で水割りを飲む、という手もあったけど一寸手が届かないわねぇ。

お昼はカフェテリアにて。
会計さんやっと許可してもらったミートパイフライドポテトを皆で分け合い、大分テンションが下がったところで、土産物などのヒヤカシでお迎えまでの時間つぶし。会計さんに「買ってよし」と認められたのは絵葉書のみ・・・。

その後のボートツアーでは、海から氷河にさらに接近。
太古から静かに横たわる巨大な氷河、時折ドドーンという崩壊の音が辺に響きます。
横から斜めから下からと十分に氷河を堪能した一日でした。

その日の夕食は、会計さんの指示で残り物の整理。
グロッサリーストアで魚(多分鯖)の缶詰、ピーマン、葡萄などを買い足し、各自持っていたパンに挟んでサンドイッチを作り、部屋でベッドを椅子がわりに、プアー食。
でもね、これが意外に美味しいのです。3人であーだこーだ言いながら。

「明日のランチはピザを食べよう!」と固くお約束をして。

※会計のKさん、別に責めている訳ではないので、お許しを・・・

次回に続く。


[珍客]

夫が昨日、トラックで材木店に行った帰り「お客さんを連れてきた」と、言うのです。
助手席の足元に小さな小さな小さな物体、コノハヅクの幼鳥。
カラスに苛められていたらしい。

一応我が家のゲストルームに放して一晩を過ごしました。
「ネオパークに引き取ってもらう」という事で意見が一致しましたが、超可愛い!
出来る事ならもう少し手元に置いておきたいものだ。でも、野鳥ですからね。
やっぱり、自然に帰すべきでしょう。