台風の合間に

よさこい

2011年09月21日 23:38

10日前の9・11のこと。
「湧川豊年祭’11」は台風の合間を縫って、つつがなく開催されました。

今帰仁村、人口は一万人足らずの小さな村、そこには湧川を始め19の字区があり区の行事もそれぞれ。メインイベントである“豊年祭”は少子化の折、隔年か、4年に一回の開催というのが大方なのですが、湧川は何と毎年の行事。

過去2回の豊年祭には勧められるまま、伝統芸能の披露される中、習いたてのフラを恥ずかしげも無く住民の前で披露した訳ですが、今年は一服。
じっくりとこの伝統行事を体感してみようというわけです。
カレーは子供達に振舞われる、慣れたもので・・→

まず、裏方の炊き出しから参加、各班に割り当てられた料理を作るのは村の「女組」の仕事。
暫く会わなかった人達もこんな行事を通じて顔を合わせ、情報交換のゆんたく、ゆんたく。
料理のレシピ交換もあったりして。

祭のスタートを飾る、“路次楽”は県の指定文化財でもあるのですね。
以下は密着取材の一部始終です。

↓何処から見ても、中国の服装ね
夕方5時の時報を合図に、ラーメンのチャルメラを思わせるラッパと太鼓が鳴り響き、一人の老師が、琉球王朝の時代の服装をした男女2名づつの舞い手を従え、祈祷をはじめる。そのうちなー言葉はサッパリ、理解不能。

一連の舞が終わったところで、周りを取り囲んでいた20名ほどの若者が、2名一組で棒術の型を披露、その一連の演舞を2箇所の拝所で繰り返す、奉納の儀式。

←老師の後の踊り手が男女2名づつで舞を披露


効率優先の今の社会に、こんな悠長な儀式が脈々と息づく「わったー村」湧川。
こんな行事が継承されていてこそ、故郷は廃れませんね。特に若い世代を育む要素の一つだなーと感心しました。素敵です。
来年は「余興分野」でがんばろ












何せ行事続き、台風続きであっという間に過ぎ去った10日間。
下書きに更新途中のこの記事が残っていたのを思い出し、今になってアップというのも、「冷めたコーヒー」みたいなものか、とは思いつつ。

一年間眠っていた「湧川獅子」↓          結構迫力ありました










この後夜7時から舞台で本番の演舞が始まりました。

さて、豊年祭が終わった後も続く秋の行事、何と言っても圧巻は、眺望抜群のKさん宅で開かれた「月見の会」でした。

天体望遠鏡で初めて月を見たけれど・・・「う~ん・・」
月はやっぱりねー、遠くにあって「神秘的な存在」であって欲しい。

突風の吹く中、ティンガーラで10名が集まり開かれた「ピザ釜」誕生パーティ。
陶芸家の作ったピザ釜は背の高さぐらいあって、まことにインパクトあり。
熱効率抜群で、一枚のピザが5分もかからず焼けるという優れもの。

午後3時から8時まで延々続いた宴会・・・
いったいどうやったらピザでそれ程盛り上がるのか・・・

私は仕事の後に駆けつけたのだけれど、ピザはちゃーんと確保されていて、焼きたてカリカリの食感にもう満足、満足
だけど目の前のピザに目がくらみ、肝心のピザ釜、ピザの画像がゼロ。 超、残念ですぅ~~!

その他、続く二つの行事が台風15号の影響の悪天候により、延期の憂き目に会い・・・。
全く、気分的に翻弄された一週間ではありました。

一方、夫は週末から3日間、伊是名島で修学旅行生の「カヤック体験教室」の講師を勤めることになっていて、ワクワク気分
と・こ・ろがぁーー悪天候のため、島に渡るフェリー全面欠航

「中止」の連絡を受けて手持ち無沙汰この上なく、ソファに寝っころがり本を読んだり、雨の止み間に“アフリカマイマイ”を退治したり・・・。
ラスもそうそうは相手してくれないしねー・・

それにしてもねー、300人の修学旅行の行く先は・・・どーすんだろ。